Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto

劇場公開日:2026年1月16日

解説・あらすじ

1985年に製作された日仏合作による坂本龍一のドキュメンタリー。監督は、ジェリー・ルイスやシャンタル・アケルマンのポートレート撮影なども手がけたニューヨーク出身のマルチメディアアーティスト、エリザベス・レナード。

坂本龍一が4枚目のソロアルバム「音楽図鑑」を制作し始めた時期に、東京でわずか1週間という短期間で撮影され、スタジオでのレコーディング風景やインタビューを収録し、当時30代だった坂本が自身の生い立ち、価値観、音楽哲学、文化について語る姿が収められている。そのほか、「ラストエンペラー」の劇伴制作の様子や、坂本が出演し、音楽も担当した大島渚監督作「戦場のメリークリスマス」の映像、「YMO」の最後の国内ツアーとして行われた通称「散開コンサート」(1983 YMOジャパンツアー)や、プロモーションビデオの映像なども含まれる。また、かつて新宿にあったアルタや渋谷のスクランブル交差点など、1980年代の東京の風景が生き生きと映し出されている。

もともとはフランスのテレビ放送用に作られた作品で、日本では1985年の第1回東京国際映画祭などで上映された。その後はVHSとDVDで発売されたが入手困難になっていた。16ミリフィルムから修復されてデジタル化された4Kレストア版が、2025年1月17日に開催された「坂本龍一|Birthday Premium Night 2025」で特別上映されて話題となり、2026年に劇場公開となる。

1985年製作/62分/G/フランス・日本合作
原題または英題:Tokyo melody: un film sur Ryuichi Sakamoto
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
劇場公開日:2026年1月16日

その他の公開日:1996年2月17日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)Elizabeth Lennard

映画レビュー

4.5 ファンにとってはたまらない価値と意味を持った一作

2026年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

私が坂本龍一の「音楽図鑑」を初めて手にしたのは、同作リリースから5年経った中学生の頃。今回の修復デジタル化されたドキュメンタリーを介してアルバム制作時(1984年)の原風景に出会えたことは、人生で何百回と聴き続けてきた楽曲に更なる広がりをもたらしてくれたと言っていい。若かりし教授が完成形とは微妙に異なるフレーズをピアノで試し弾きするあの姿、あの映像に心震える思いがした。楽曲だけでない。東京の街並み、カルチャー、広告、それから教授の表情、仕草、佇まいに至るまで、全てが刺激的なものばかり。そして社会や芸術に対する教授の言及、考察のなんと鋭敏で研ぎ澄まされていることか。あの頃の彼がじっと見据えて夢想していた未来を遥かに超えた2026年に我々はいる。62分というTV番組サイズ(元々、フランスのTVドキュメンタリーとして製作)の短さではあるが、ファンにとっては掛け替えない意味を持った一作と言えよう。

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牛津厚信

5.0 若き日の坂本龍一と、彼が生きた時代の東京。

2026年5月25日
スマートフォンから投稿

泣ける

フランス人監督が、1985年に撮影した、坂本龍一のドキュメンタリー。
当時まだ30歳くらい?だが、既に『戦場のメリー・クリスマス』にも出演するなど絶頂にある姿を納めている。

「日本では政治の季節は終わり、人は感じることを求めている」という言葉は如何にも彼らしい。
リニア(時間的つながり)ではなくどこからでも切り取れる音楽、という発想も時代を先取りしている。
当時は最先端だったのであろう巨大なフロッピーディスク?を駆使した制作の様子も収録されていた。
インタビュー映像では、成功者らしく偉そうぶって喋ろうとしているのに、だんだん自然と敬語になってしまうところに、人の良さが見えた。

ドビュッシーについての言及もあるが、坂本龍一のピアノ曲の和音の感じは、何となくドビュッシー的だ、と映像を見ていて気づいた。
奥さんの矢野顕子との連弾も印象的。
葛藤を経て深みを増す音楽も良いが、まだ葛藤する前の瑞々しさは二度と手に入らない美しさがある。

映像は、80年代当時の東京の様子もふんだんに映している。
特に印象的だったのが、いわゆる「竹の子族」。
若者が集まり、夢中になってダンスを練習している。
従うべきルールもなければ、反抗する理由もない。
やりたいことをやりたいからやる。
ただそれだけのことがこれほど素晴らしいのか、と心を打たれた。

良すぎて2度見たが、今後何度でも見たい。

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らん

4.5 1984年、32歳の教授。 既に達観した音楽哲学がすごい。真の天才...

2026年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1984年、32歳の教授。
既に達観した音楽哲学がすごい。真の天才なんだと、改めて思う。
色々心に残った言葉からひとつだけ。
音楽はどこにでもある。私鉄の改札、お祭りの掛け声、パチンコ屋etc,etc。☞ これは、同じことをThe Poguesのボーカル、故シェイン・マガウワンも言っていた。音楽はどこにでもある。風の中、森の中、目の前の道...
そして最晩年まで、教授は生活の中にあるあらゆる音を聴き取っていましたね。
YMOのライブシーンは最高すぎた

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シラモリジャバテ

3.0 東京ロッカーズの

2026年3月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

翌日はコレ。ドキュメントとイメージの繰り返しみたいな作品で、ずっと音が鳴ってるのでそんなに眠たくならない。
後は断片、中華スープだなぁとかピンクのシャツをよく着てるなとか、街の喧騒、ノイズがメロディーに聴こえてるのかなとか、ラップトップ重そうとか。
若い頃の映像は新鮮、次は白髪の頃の奴観たい。

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トミー