硯<すずり>

劇場公開日

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解説

千年前から伝わる巨大な硯にまつわる因縁の物語を、美しい映像で綴った一編。監督はテレビ畑出身で、本作が映画デビュー作となるリウ・ピンチエン。脚本はリー・ピンイーの短編小説『巨硯』(邦訳未訳)を基にチョン・インが執筆、)が担当。出演は「青い凧」のリー・パン)テレビ出身で本作が映画デビューのチェン・インインほか。中国映画祭96で上映された。

1996年製作/89分/中国
原題:硯床/Ink Stone
配給:大映東光徳間

ストーリー

蘇州に近い田舎町。その老女(リー・パン)は町の奥の古屋敷で、その家に千年前から伝わる、人が楽に二人は寝られるほど大きな青石英の硯を見守りながらひとりで暮らしていた。話相手は硯を買い入れようと幾度も訪れる老骨董屋(シャオ・リン)だけ。車椅子も買ってもらい、老女はその骨董屋が来るのを心待ちにしていたが、硯は売ろうとしなかった……。彼女は17歳の時、蘇州の観音通りで見初められて、この青石英を扱う大店の旧家に嫁いだ。凛凛しく優しい若旦那(フー・チョンポン)との生活は楽しく、夏の夜には心ゆくまでダンスを楽しみ、ひんやりした大硯の上に横たわって涼をとり、愛を語らった。だが、二人には一向に子供ができなかった。夫は不能だったのだ。子孫を残すことが一番の孝行だったこの時代、両親から子ができなくては財産は譲れないと申し渡され、夫は決意した。彼は若妻を呼び、若く屈強な使用人のアーケン(シー・シン)と交わり、子種をもらってくれと持ちかけた。彼女は泣いて拒否したが、夫はアーケンと彼女を結びつけた。翌朝。彼女は初めて知った肉体の悦びに自分が満足しているのを知った。それを知って彼女は変わり、夫もまた嫉妬に燃え、夫婦の仲はすさんだ。彼女とアーケンの禁断の関係は続いたが、彼女は子供を身篭らなかった。ある夜。夫は店の下男を使ってアーケンを殺そうと語り、彼女はアーケンにそれを伝え、逃がしてやろうとする。アーケンが故郷に帰る朝、最後の逢瀬と硯の上で激しく抱き合う二人。そこへ夫と下男が現われ、アーケンは捕らえられた。彼らは巨大な硯の蓋を動かして、アーケンをそこへ封じた……。骨董屋が上海の息子の元へ行っている間に、老女は車椅子で重傷を負った。彼女の面倒をみた甥の嫁は、すきを見て、硯を別の骨董屋に売った。硯の蓋が開けられた瞬間、老女は息を引き取った。

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