江の島悲歌

劇場公開日:

解説

脚本は「恋の阿蘭陀坂」の八住利雄、監督には「暴夜物語」の小石栄一が当たっている。主演は「雪割草」の宇佐美諄、「白痴」の久我美子、「母千鳥」の白鳥みづえなどである。

1951年製作/79分/日本
配給:大映
劇場公開日:1951年6月1日

ストーリー

長い抑留生活ですっかり身体をいためた谷伶子は、ようやく故国日本へ帰れることになり引き揚げ船の中では江川修に親切に看護され、お互いに仄かな愛情を感じ合った。しかし修には故国に妻子があると知って、日本へ着くと同時に別れ別れになった。修は旧友の松永が相棒のますみと艶歌師をしているのに出会い彼の尽力で修もまた艶歌師となり、街を流しながら妻子の行方を探すと同時に作曲への昔の情熱をとりもどしたのだった。伊豆の湯の町へ稼ぎに行ってマラリアが再発して倒れた修の許へ松永とますみが駈けつけうわ言にいった伶子を片瀬の病院から呼び寄せてやって。伶子の看護で全快した修は作曲の募集に応じることになった。片瀬へ帰った伶子は病院へ花を売りに来る少女と知り合い、その母のこととも近づきになった。ことは娘の昌子に洋服を買ってやりたさに盗みをして警察へ曳かれたが、釈放されて以来、生来の病弱が急に悪化した。NHKの作曲当選者の発表から、修こそことの夫であるとわかったが、彼女はついに夫の顔も見ず死んで行った。修の演奏会には昌子をつれた伶子の姿が見られた。

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