伊豆物語

劇場公開日:

解説

「孔雀の園」の児井英生の製作で、藤原審爾の原作を「千石纏」の館岡謙之助が脚色、「エノケンの天一坊」の渡辺邦男が監督している。主役は「感情旅行」の若原雅夫と「春風無刀流」の花柳小菊に、市丸、柳永二郎、沢村貞子、田中春男など。

1951年製作/92分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1951年4月27日

ストーリー

熱海の温泉旅館の仲野屋へ女中奉公に来たおえいは引き揚げの孤児であったが素直で美しい娘であった。現場調査に来た土建会社の今田は彼女を愛して一緒になった。亡妻のダイヤの指環など与え、いずれ本社のある大阪で正式に結婚するつもりであったが、不正をしていた同僚の事件にまき込まれ、大阪へ拘引されて行った。留守中おえいは眼をわずらって失明し、今田より便りのないままに、盲目の身を習いおぼえた三味線を持って芸者に出ていた。しかし仲野屋の道楽息子武彦に、ある夜無理に犯されてしまい、自殺を決意した。そのとき今田は釈放され、熱海へ帰って来ておえいの苦労を知ったのだった。今田は仲野屋のおかみにおえいの生活費を預けて行ったのだが、それはほんの少ししかおえいの手には渡らなかったのだった。錦ヶ浦をさまようおえいは、自殺寸前に今田の手に抱きとめられ、過失や失明の傷手はきっと自分が療してやると慰められるのだった。

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