ホームラン狂時代

劇場公開日:

解説

「花嫁と乱入者」「無頼漢長兵衞」のマキノ満男の製作で、吉田信が企画を担当。サトウ・ハチローの原作を、山崎謙太が脚色した。演出は「タヌキ紳士登場」「地獄の貴婦人」の小田基義、撮影は「どぶろくの辰(1949)」の伊佐山三郎が当る。出演者には「恋愛三羽烏」の灰田勝彦。「無頼漢長兵衞」の三谷幸子をはじめその他多勢の芸能人が参加助演する。

1949年製作/68分/日本
配給:東横
劇場公開日:1949年12月13日

ストーリー

今や正に世はホームラン時代、山田文太の経営する緑ケ丘マーケットでは野球熱で、すべて商売まで野球方式でゆく、特にホームランときては常に彼等のモットウである。山田文太は野球雑誌を出す計画をして、編集長に香取を迎える。花屋の信一もマーケットチームの第一人者である。処が山田社長の娘文枝は信一を愛しているが夫人は編集長の香取と結婚させようとする。信一に恋しているもう一人の娘お小夜は文枝と信一の間を知ってあきらめようとする。この間にマーケットチームは、子供達、女子チーム、角力チーム、芸者チーム、坊さんチームなどと試合するが、文枝は信一との間が許されないので、信一をねらってホームラン五本を打った人と結婚すると言明した。ところが、信一は山田社長と喧嘩してチームから除名されてしまう。気が気でない文枝、ほほ笑む香取、気をもむマーケットのお内儀さん連中、小僧たち、今やマーケットはてんやわんやの大騒ぎのうちに遂に香取がホームラン五本を打つ。結婚式当日ラヂオ屋の庄吉さんの放送のうちに香取と文枝の結婚式があげられんとするとき、香取の以前の奥さん達四、五名が押しよせてくる。ここでピンチヒッターに、信一が出る、みんなお小夜と信一の妹テル子たちのお蔭である。晴れて信一と文枝の式があげられたのである。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く