検事と女看守

劇場公開日

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解説

「夜のプラットホーム」「時の貞操」の伊賀山正徳の企画。中野実の原作で館岡謙之助が脚色している。「時の貞操」の吉村廉の監督。カメラは「親馬鹿大将」の長井信一である。出演は「群狼」の大日方伝(新東宝)、「四人目の淑女」「新妻会議」の浜田百合子(東宝)がそれぞれ大映第一回出演で「死美人事件」の小林桂樹、関千恵子が共演する他、民芸の滝沢修が特別出演する。

1949年製作/72分/日本
配給:大映

ストーリー

暴力団狩りで一躍名を挙げた少壮検事潮の心底には、いつも一脈の暗い影が漂っていた。かつて学窓の友本居綾夫の収賄事件に対し、法の裁く所に従い、二年の求刑をしたのであった。綾夫は自ら首をくくり、そして彼の一家も世の迫害にあって四散したのである。友の命日、位牌に向かう毎に「おれの道が間違いない様に、お前はおれの良心になってくれ……」泣きの涙に過ぎた日をしのぶ潮だった。突如暴力団の生き残りの首領村尾が何者かによって殺害された。自首して出たのは豊原刑務所の慈母と女囚に慕われていた北原なかであった。潮は刑務所を訪れた日、そこはかとない温かい心の持ち主北原に心ひかれていたのである。「あの人が……」潮ばかりではなかった。釈放された滝なみ、清見たまの証言は彼女の日常を余りにも如実に物語っていた。「清見が出た日赤のマンマをたいてやったあの人がどうして……」老婆滝なみの言葉である。「村尾のいろの井上みつというのも中にいたがね……もしかしたらたまの奴、みつに頼まれて村尾に何か」潮のけい眼は光った。現場踏査の結果、確かに乱闘のあとが見られ、血塗れのクリップが捨てられていた。村尾の暴行に対しなかの正当防衛である事は、確かなのだが何故彼女は村尾に呼び止められて、すぎ去る悪漢をいとめたと言い張るのだろう。しかも弾は確かに正面から撃っている。更に犯行の数十分前なかが若い白服の女と連れだって歩いているのを見たという証人も出て来た。潮の頭は錯乱してきた。白服という事からなかが出獄したたまと現場に居合わせたたまが村尾の暴行にあっているなかを救おうと射弾した事が推されてきた。しかも彼はなかを犯人とは決して断定をしたくなかった。彼の協力者記者の間瀬も思いは同じであった。最後の法廷でなかとの仲を詰問された潮の前に間瀬が一人の女を供った。そしてもう一つの提示としてなかと同居していた老婆浦なみが「今日私は潮を愛し潮を憎んだ。私は運命の子」という日記を持ってきた。間瀬の供った大友という少女は、北原なかという女は張り場船でなくなった事を証言した。裁判長の詰問に今はなかは「本居けい子と申します」軽いつぶやきであった。潮の頭に浮かぶもの、ああ盟友本居綾夫の妹……「私は兄を殺した潮さんに復讐を誓ったのです。法の中に潮さんを迷わしてしまおうと……」しかし間瀬の潮の心情を物語る、涙うるむ声に幾年かの疑いは氷解していった。けい子が執行猶予で釈放される日門前に首を長くして待ちわびているのは潮と間瀬の二人であった。

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