愛情診断書

劇場公開日:

解説

製作は「かけ出し時代」「誰か夢なき」「ぼんぼん」の武山政信、脚本は「今日は踊って」「恋する妻」の岸松雄「誰か夢なき」の渡辺邦男の協同、メガフォンは同じく渡辺邦男がとる。「今日は踊って」「誰か夢なき」の友成達雄のクランク。「かけ出し時代」「ぼんぼん」の鈴木勇が録音担当。キャストは新東宝の総動員である。

1948年製作/83分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1948年1月6日

ストーリー

田代勇は駅で荷役をやっている、恋人の糸子は駅前でクツみがき、親友の岩本は巡査で、田代の妹季子と既に約束済みというわけ。糸子にはとみ子という子供がいる。糸子は貧しい暮しの中から自分の食う分まで割いてとみ子に食わせ可愛がっている。ところが実は糸子の子供じゃないのだ、妹八重子が生活の苦しさから糸子にとみ子を頼んで河津繁三とかけ落ちしてしまったのである。糸子は苦しかったが決して生活にめげなかった、しかしとみ子が急性肺炎に成った時にはすっかり参った。医療費五千円のねん出で田代も岩本もかけずりまわった。ところがここに貧しい者、正しく生きていく者には飽くまで親切なお医者様影山先生が出て来てとみ子を救ってくれた。その影山先生は、ヤミ成金の山田傳兵衛から家屋立退きを命ぜられながらガンとして応じない。山田はあらゆる手段をこうじて影山先生を追っ払うことに腐心した。だが影山先生は平気だ。岩本や田代等の外に貧しく、そして善良な人々の、強力な後押しがある、結局良心に恥じない生き方をするのが一番長続きする。

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