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劇場公開日:

解説

東京タイムス連載のサトウハチローの原作を、「東京五人男」「幸運の仲間」の山下與志一が脚色、「東京五人男」「聟入り豪華船」の斎藤寅次郎が演出にあたる。灰田勝彦、アキレタボーイズ、権太楼、一路・突破のコンビ、ニュー・フェイス野上千鶴子らの出演。

1947年製作/83分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1947年6月10日

ストーリー

海外引揚者の勝田純平は健一、万里子、文夫、庄助、亮一と五人の子供を連れて東京に出てきた。先輩の河井の家に落着くが余りに同居人が多いため、先輩の河井の妻君のヒステリイにあってそこを飛び出る。上野公園で知り合いになった火の玉四人組という戦災孤児の住んでいる軍輌住宅に子供達と住むことになる。職を捜し始めた勝田はある日街角で食堂の給仕をしている初江と知り合い彼女は勝田を助けて孤児達の面倒をみることになる。孤児達の一人、万里子が病気になり医者に看せる金を得るため勝田は拳闘大会に出場した。しかし孤児達の声援も空しく勝田はノックアウトされたが、万里子の病気は皆の看病で回復した。孤児達がキャッチボールのそれ玉を捜しに行ったあるビルの地下室にトバク団一味を発見し、勝田は一味捕縛の殊勲者にまつりあげられる。表彰状の代わりに孤児の家を作るための基金募集の音楽会を開くことにする。音楽会で唄う万里子の歌が機縁で万里子は父親に巡り会う。孤児のホーム「希望の家」が建てられ勝田と初江は結ばれる。

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