「吸血鬼」事件記者 真昼の恐怖 anonymousさんの映画レビュー(感想・評価)
吸血鬼
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NHKドラマの映画化、第2作、1作で事件記者デビューした東京日報の菅記者(沢本忠雄)が名誉挽回の命がけの取材に奮闘。
今回は闇の売血業者による連続殺人事件、まるで吸血鬼、1953年(昭和28年)の作品だからか、日本では1950年代から1960年代半ばまで、民間の「血液銀行」が輸血用血液の大部分を売血で賄っていた。当時、定職に就けない人々などが生活費のために頻繁に売血を行っており、採血の基準も緩かったため、過度な売血によって血球成分が少なく黄色みを帯びた「黄色い血」と呼ばれる質の悪い血液が横行し社会問題に。
犯行のあった江の島に、たまたま若者の生態を撮りに行った菅記者が撮った写真に被害者らしき女性と車、車はドライブクラブ(昔のレンタカーの呼び名)のもの、取材から犯人の住まいを知り、尋ねると吸血鬼登場、あわやというところで警察がのり込み危機一髪、助かりました。デスクからは「記者は事件を追うものだ、作っちゃいかん」と怒られましたが記事はダントツ。
一作目よりスリルがあり面白かったが、売血なんて今の若い人にはピンとこないでしょうね・・。
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