風の中の瞳

劇場公開日:

解説

新田次郎の原作を、「母子草」の楠田芳子が脚色したもので、中学生を主人公にした青春ドラマ。「有楽町0番地」のコンビ川頭義郎が監督し、荒野諒一が撮影した。

1959年製作/76分/日本
劇場公開日:1959年6月9日

ストーリー

寺島は飛塚中学に就職し、三年のあるクラスの担当となった。このクラスの秀才は日野、彼はクラブ活動の議長をつとめ、女生徒荒木とコンビだった。川村は、小学校の頃から日野とせり合った仲だったが、家が貧しく、高校進学は諦めていた。近くの八百屋を手伝い、自転車の配達をしていた。関西へ修学旅行が行われた。川村は残留組にまじっていた。このように川村だけが孤立していくのが、寺島の心を痛めた。--夏が来た。有志が蓼科山へ行くことになった。寺島は川村を誘った。旅費は、川村が社会人となってから返済することにして、寺島が立替えたのだ。ところが、頂上附近で雷雨にあい、一行は危うく遭難しかかった。健脚の日野と荒木が下山し救助隊につげた。全員が無事に救い出されたが、PTAが寺島の行動を非難した。卒業期。川村はある町工場へ就職が決った。高校進学組の生徒たちも、それぞれ合格の通知を受け取った。が、宮崎という生徒だけが失敗した。宮崎は服毒自殺を図った。川村がいち早く発見して救った。かつて二人は犬猿の仲だったのだが。卒業式の日、修学旅行の留守を気象観測していた川村らの論文が、新聞社の選考で一等に選ばれるという朗報が届いた。寺島は川村の手を握った。生徒たちを前にして、寺島はとっておきの歌を公開した。

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