坊ちゃん大学
劇場公開日:1957年9月1日
解説
小説の泉所載、淀橋太郎の原作を「青い海原」の中田竜雄が脚色し、「南蛮寺の佝僂男」の斎藤寅次郎が監督、「鯨と斗う男」の星島一郎が撮影した。主演は堺駿二、益田キートンのお笑いコンビに加えて新人佐原広二と月村圭子が抜擢されたほか、「青い海原」の三条三紀、ベテラン杉狂児、桜むつ子、キングの歌手若原一郎、音羽美子など。
1957年製作/58分/日本
原題または英題:College Boys
劇場公開日:1957年9月1日
ストーリー
宮原クリーニング店の二階に間借りしている桂木健太郎と野茂三平は、城北大学の学生で、桂木は柔道部のキャプテン、野茂はバイトのキャンデー売りだが、無二の親友同士。ある日、商売に出かけた三平は、照夫という名の坊やをつれて帰ってきた。遊んでいるうちに迷子になってしまったのだが、それは三平にも責任があるというのだ。とにかく桂木と相談のうえ、親が見つかるまで一緒に暮すことに決め、店の娘夏子に照夫の面倒を頼み込んだ。そのころ、照夫の家も大騒ぎ。母文江は、ある事件で未決に入獄中の夫の無罪が決まるまではと、照夫を叔母のお咲夫婦に預けて芸者に出ている。お咲から、照夫がいなくなったと電話があったのは、ちょうど大嫌いな大島という玩具工場の社長から身請け話を切り出され、困りきっているところであった。手をつくして探した結果、ようやく居所が判ったのは翌日のことで、文江はさっそく宮原クリーニング店を訪ねた。桂木が美しい婦人と応待しているのをみて、桂木を好きな夏子の心はおだやかでない。それから数日後夏子の妹春子は、恋人の一郎と遊園地でランデブーしていたが、桂木が照夫を挟んで文江と仲むつまじく観覧車に乗っているのを発見、家へ帰って逐一報告したから、夏子はますますオカンムリだ。そんなある日、照夫が大島工場の空地で遊んでいると、工場から投げた花火の爆発で大怪我をした。桂木は大切な試合を明日に控えていたが、すぐに輸血を申し出た。その帰り、こんどは文江の危難を救うために大島の乾分と渡り合い、負傷してしまった。試合の当日、不利な条件にも拘らず敵校の主将を大外刈りに破った桂木が、勝利の歓声に包まれているころ、大島社長は花火の密造がバレて検挙され、さらに翌日の新聞は、文江の夫矢代が無罪と判って晴れて出所したことを報じた。豊島園の池に、矢代が、文江と照夫をのせたボートのオールを握っていた。その後に桂木と夏子、一郎と春子のボートがつづく。そして最後に三平のひとりぼっちのボートが……。
スタッフ・キャスト
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桂木健太郎佐原広二
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野茂三平堺駿二
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若山一郎若原一郎
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宮原良吉杉狂児
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宮原春子音羽美子
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宮原夏子月村圭子
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矢代文江三條美紀
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矢代照夫富松孝治
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矢代隆之片山滉
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大島栄造須藤健
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小川幸彦山本麟一
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山岡留作益田喜頓
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山岡お咲桜むつ子
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山岡新吉金光和弘
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山岡光子黒田幸子
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山岡芳男藤巻三郎
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山岡三男伊藤卓
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山岡次女鈴木博美
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山岡三女梧川道子
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山岡四男富松千代志
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山岡四女富松アケミ
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青戸源三岩城力
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ホケ鉄滝島孝二
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安さん植松鉄男
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西郷七段萩原満
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金村土山政志
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石黒杉義一
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松子中野かほる
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医師牧野狂介
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看護婦田中和子
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牧師小塚十紀雄
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女中鈴木暁子
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女工若木悦子
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有山志摩栄
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女学生A春丘典子
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女学生B石井房江
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女学生C伊妻俊子
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山崎警部滝謙太郎
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柔道部員A林金友
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柔道部員B轟謙二
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柔道部員C岩上瑛
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柔道部員D花井光弘
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女の客芥川笑子
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審判萩原正勝
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内山朝比奈浩
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アナウンサー杉本隆平