劇場公開日 1957年8月13日

「月丘夢路の官能的な魅力」白夜の妖女 M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5月丘夢路の官能的な魅力

2022年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 明治時代の泉鏡花の「高野聖」を原作とした映画。
 人里離れた山奥、ぽつんと立つ家、美女と怪しい男、不思議な怪奇現象、主人公に迫る不穏な気配。原作の凄さを感じささせるこの濃艶かつ不気味な空気。教科書にも出てくる「高野聖」の面白さを改めて知った。ネットでも多くの評価がされており、名作と言われている所以が分かる。
 この美女役の月丘夢路が素晴らしい。濃艶な立ち振舞、着物と美貌、男性の気を引く仕草・微笑み、着物を脱ぐところ。どれをとっても見入ってしまう。
 ストーリー展開の面白さと月丘夢路の官能的な魅力が見どころであろう。

広島市映像文化ライブラリー 月丘夢路特集

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M.Joe