くちづけ(1957)のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
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・父親の保釈金が要るという主人公と父親が盗んだ公金?が要るヒロインが付き合うまでの話という印象。車のナンバーから住所をすぐ教えてくれたり、ノーヘルでバイク乗ったりしていて法律の違いに時代を感じた。公衆電話は横に置いてある電話帳のみが頼りの電話事情。水着だけでローラースケートをしていて痛そうだった。転んだ時に、ヒロインが痛い!起こして!って言っていて、今も昔もそういうときのセリフってあんまり変わらないんだなって思った。
・出てくる人たちほぼ全員の態度と言葉が荒々しかった。主人公はこの時代っぽいひねくれ具合で、刑務所で知り合ったヒロインに言い寄る画家の息子と江の島の海で遭遇した後、気に入らねぇなぁ、喧嘩しようか?っていうセリフに驚いた。喧嘩目的で喧嘩っていう発想がなかった。その後、鍛えている画家の息子と何回か殴り合いをしていた。威勢だけで一切勝ててなかったのが面白かった。
・ヒロインの母親が入院?していた。父親が逮捕されて保険がなくなって満額支払ってもらわないと困りますと言われていた。金が要るがどうしたらいいんだという話は昔からあるんだという事を感じてさみしくなった。
・好きだとか、言葉に出さなくてもわかるじゃないか的な世の中だったのか、ヒロインが主人公に愛してるって言ってほしいっていう流れから満を持してラストにくちづけがあった。タイトルになっていたのでここでかぁ、と印象に残った。
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