髑髏銭(1956)

劇場公開日

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解説

徳川三代、駿河大納言秘宝の所在を秘めた七枚の古銅髑髏銭の謎をめぐる時代劇。角田喜久雄の原作から「水戸黄門漫遊記 人喰い狒々」の結束信二が脚色、「旗本退屈男 謎の幽霊船」に次いで松田定次が監督、川崎新太郎が撮影を担当、同じく市川右太衛門が主演する。助演は「水戸黄門漫遊記 人喰い狒々」の月形龍之介、「隠密秘帖 まぼろし城」の進藤英太郎、「満ちて来る潮」の高千穂ひづる、「三っ首塔」の三浦光子、「満月あばれ笠」の長谷川裕見子など。

1956年製作/89分/日本
配給:東映

ストーリー

徳川家光の実弟忠長は三代将軍を継位した兄のため、将軍位横領との無実の罪で悲惨な最後を遂げた。忠長が子孫に遺した巨財の在所秘文は七枚の髑髏銭に綴り残される。世は移り五代綱吉の時世。江戸。浪人暮しの父に死に別れ身寄りもない娘お小夜が、捕吏に追われる男の強制に風呂敷包みを近くの蒼雲寺に届けると訪ねる男は死んでいた。両眼に二枚の古銭。そこに現われた銭形朱肉の黒覆面、謎の殺人鬼銭酸漿。お小夜を救ったのは浪人神奈三四郎。奇怪な猫の呼び声に銭酸漿は立去る。包みからは烏猫の死骸、それをお高祖頭巾の女が横取りする。処は変り日本橋、豪商銅座滝衛門の邸。彼は以前から髑髏銭を狙っている。お高祖頭巾は料亭美晴の女将お銀、裏を返せば十六夜と二ツ名で通る銅座手先の女スリ。一方、将軍家御用人柳沢出羽守も髑髏銭を二枚集めていた。三四郎はお小夜を自分の長屋に同伴。彼の面倒をみる長屋の住人、侠盗念仏仙十郎は、柳沢邸の城普請入札、古銭比べ斗花蝶に乗りこもうと提案。集るのは銅座と請負商筑紫屋卯蔵。卯蔵に髑髏銭二枚を渡した三四郎はお小夜を替りに、己れは行司西田遠順になりすます。だが本物の出現でお小夜は捕る。美晴で対策を練る三四郎、仙十郎、卯蔵。酒乱の武士に追われその席へ逃げこむお銀を救った三四部の腕に目を止めたのは柳沢の娘桧。武芸自慢の桧は三四郎を迎えたが打ち据えられ、愛憎交々、彼を幽閉する。仙十郎は得意の忍びで彼を救い書庫から髑髏銭二枚を奪う。追撃を逃れた三四郎は手傷を負いお銀に救われる。そこへ銅座が現れ、銭酸漿が残り一枚を持ち養信寺に来るとのこと。盗み聞く三四郎に銅座の短銃が火を吹くが、お銀が身替りに死ぬ。銅座を斬り二枚を手にした三四郎は養信寺にかけつけ遂に銭酸漿を倒し七枚を揃えた。銭酸漿とは意外、忠長の志を継ぎ巨財を守る報恩の士。三四郎は仙十郎の計らいで柳沢邸で綱吉と対決。忠長の孫、徳川三四郎忠房と名乗り、髑髏銭の巨財をタテに将軍家の真意を正す決意を吐露。だが祖父家光の非を謝す綱吉に積憤も霧散。髑髏銭の謎は日光山中の大銀山。三四郎ほお小夜、仙十郎、卯蔵を伴い、銀山開発のため希望の旅路にのぼる。

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