おとこ大学 新婚教室
劇場公開日:1955年3月1日
解説
新聞連載の小説を「大学は出たけれど」の野村芳太郎が脚色、監督し、同じく厚田雄春が撮影、木下忠司が音楽を担当。主なる出演者は「あなたと共に」の佐田啓二、「女の一生(1955)」の淡島千景、「名探偵明智小五郎シリーズ 青銅の魔人 第一部」の藤乃高子、「地獄の花束」の大坂志郎、「あなたと共に」の野添ひとみ等。
1955年製作/95分/日本
原題または英題:A Lesson For Newly-Weds
劇場公開日:1955年3月1日
ストーリー
大学病院に勤めている昌平は、廿日ねずみの神経衰弱に関する博士論文がパスした上、アメリカ帰りの美人恵美子と好いて好かれて結婚する事になった。昌平を二十年も一人で育てたおバアちゃんのまつは、伜の新婚旅行にも附添って行くと言出して皆を驚かすが、媒妁人の井口博士と奥さんの取りなしで、やっと止めて貰った。たくあんを炭ばさみで出したり、電気洗濯機を買おうというお嫁さんがまつの気に入る筈はない。恵美子の父は、平気だが祖母は気が強いだけにこれを気にかけ、孫の一郎が昌平の隣家井口家の娘春代と親しいのを幸いに、色々と偵察して貰う。或る日まつの昔友達の勝子が孫の静をつれて上京した。彼女は静を昌平の嫁にと考えていたので、彼の結婚を知って落胆する。雨宮家のパーティの夜、勝子婆さんが胃病をおこし、昌平はその看病で出席できなかった。それを恵美子は昌平が静に心を傾けているのだと感違いして、家に帰らないと言いだした。怒ったおバアちゃんとここに完全な喧嘩状態になったが昌平の同僚山田夫妻や皆の一致協力で急速に解決し、おバアちゃんも生れて初めて電気洗濯機を使うようになった。