竜虎八天狗 第三篇・完結篇

劇場公開日:

解説

第一部、第二部と同じスタッフ、キャストである。

1954年製作/日本
劇場公開日:1954年11月15日

ストーリー

鳳凰の巻--三度び蝉阿彌に捕った奈都女も一作の剛刀に救われ、共々大宮の宿まで馬を駆ったが、風の如く妙義山へ走る喬太郎の姿があった。一作は奈都女を残して妙義山へむかったが、奈都女は喬太郎の幹分銀平に襲われ危機に頻したところ、謎の快剣士佐分利甚内に救われた。ところが執拗な蝉阿彌は奈都女をつけ狙うことを止めず、とある林の中で進退谷まった奈都女は、林の木立へ水虎の巻を投げこんだところ、一人の少年がそれを受けて何処かへ立去った。蝉阿彌はその少年妙義太郎を追って立ち去った。喬太郎は妙義山の鉄牛舎を誘って火竜の巻を掘り出させ、後から追ってくる一作を谷底深く突き落した。大助、塔之助、小十郎らも妙義山に登り始めたが、安中城主井伊信濃守の軍勢が彼らを取囲んだ。一方妙義太郎は知合の売卜者鳴海玄斎に奈都女をみたら返してくれと水虎の巻を渡したが、玄斎もこの巻物に目がくらんで女房おりゅうと旅に出ようとした。妙義太郎はこれと争ったがそこへ鉄牛舎と喬太郎が姿を現わした。崖から落ちた一作は真田一党の車源彌とその妹みつるの兄妹に救われ、奈都女とも再会した。火竜の巻を手中にした鉄牛舎と喬太郎は玄斎、おりゅうをも殺し水虎の巻も手に入れた。その鉄牛舎を父の仇と狙う妙義太郎が立ち向い大助達も馳けつけた。 進撃の巻--喬太郎、鉄牛舎に対して六剣士が馳けつけて立ち向かったが其処に現われたのは蝉阿彌である。その間鉄牛舎と喬太郎は倒れ、二つの巻物は六剣士によってみつる、奈都女の喜びの中に取り戻された。それを見届けた蝉阿彌は何処ともなく姿を消した。最後に鳳凰の巻を奪還せんとする六剣士に、かつて奈都女、みつるを助けた佐分利甚内と神楽師一行の巫女である美少女、実は石田三成家臣道明寺左近の娘雪乃が加わって八剣士が勢揃いした。駿府の城内で家康始め諸大名達の大祝宴の最中、忍びこんだ八剣士によって大乱闘が持ち上り、その隙に奈都女は鳳凰の巻を取り出した。蝉阿彌と喬太郎も大助の力によって地上より消え失せた。水虎、鳳凰、火竜を持って八剣士は奈都女を中に大阪城へと疾駆する。

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