その後のウッカリ夫人とチャッカリ夫人

劇場公開日:

解説

NHK連続ラジオ・ドラマから「真白き富士の嶺(1954)」の笠原良三が脚本を書き、「近世名勝負物語 黄金街の覇者」の春原政久が監督、「よい婿どの」の遠藤精一が撮影した。出演者は「三代目の若旦那」の佐野周二、「落語長屋は花ざかり」の久慈あさみ、「とんち教室」の本郷秀雄と加東大介、「落語長屋お化け騒動」の楠トシエのほか進藤英太郎、汐見洋、伊沢一郎等。

1954年製作/98分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1954年8月15日

ストーリー

宇刈さんも茶刈さんも山貫産業の社員である。奥さんには朝早く叩き起され、会社では社長夫人主催の心霊術実験のため遅くまで残されて大クサリ。近所の舟原老人も共々おでん屋でヤケ酒を飲んだ。奥さん達は作戦を変え、合同で茶刈家にビールを並べて夫達を待ったが、亭主の方では吊し上げを食うのかと恐れ、茶刈、宇刈、大友の三人はパチンコに時を費し、帰ってみれば女房連が一杯機嫌になっていた。茶ノ木君が撮影した写真が男性風俗に入選しデパートに展示される。そのモデルが事もあろうに山貫社長のあられもない姿。撤去を申込んだが、茶ノ木の恋人で、茶刈夫人の妹に当る幸子が頑として応ぜず、遂に新聞に掲載されて一騒ぎをまき起した。茶刈は墓参と偽って、妻と一緒に野球を見たら球場で部長に見つかり、おまけにテレビのスナップに顔が写って社長にもバレてしまう。宇刈は細君同伴で会社の旅行の下見に箱根へ行く。そこで宿をまちがえ、芸者駒秀をつれてお忍びの社長にぶつかって大目玉を食った。引上げる所へ社長夫人が出現したからたまらない。大荒れの一幕があって、宇刈は腹立ちまぎれに辞職した。が辞めてみると寂しい。ぼんやり散歩から帰ると自宅に社長が待っていて先日の無礼をわび、出社を頼む。そこへ宇刈の出したプロ野球の懸賞解答が当選し、賞品のビールを満載したトラックが着き、隣り近所一同は揃ってコップをあげる。

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