「活劇としての面白さが満載」里見八犬伝(1954) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
活劇としての面白さが満載
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Amazon Prime Video(東映オンデマンド)で鑑賞。
原作(南総里見八犬伝)は未読。
全五部作(第一部「妖刀村雨丸」/第二部「芳流閣の龍虎」/第三部「怪猫乱舞」/第四部「血盟八剣士」/完結篇「暁の勝鬨」)からなる、東映の連続活劇シリーズのひとつ。
先日観た「笛吹童子」と違ってあからさまな破綻が無かったし、5部構成だから物語が丁寧に描かれていて観易かった。
スター街道を歩み始めていた東千代之介と中村錦之助を目立たせるための演出が多かったこと以外、特に不満は無い。
角川映画の里見八犬伝と筋が全然違っていたため(原作が違うからかもだが)、比較しながら観るのが結構楽しかった。
「笛吹童子」よりも活劇としての面白さが格段にパワーアップして、1部ごとに壮絶な殺陣が描かれているのも良い。
八犬士が運命に導かれるように出逢い、行く先先で遭遇する危機また危機、強敵や妖怪との戦いにハラハラした。
[鑑賞記録]
2024/08/29:第一部~第二部
2024/08/31:第三部~完結篇
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