あぶない年頃

劇場公開日:

解説

「風の噂のリル」の浅野辰雄の糊本によって戦後第一回蛭川伊勢夫が監督にあたった。出演者は「権九郎旅日記(1953)」の月丘千秋、「涙の恋千鳥」の石井麗子、「息子の青春」の蘭かず子、「抱擁(1953)」の平田昭彦ら。

1953年製作/47分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1953年4月29日

ストーリー

女子医学生の恵、光子、文江は寄宿舎で同室だった。恵は幼馴染の園芸家野田に想われていたが、ある日光子につれられてダンス・パーティに行き、そこであった村山という職業写真家に仄かな好意を感じた。文江の家が破産して学資が続かなくなった時、不良がかった光子は「体を売れば簡単さ」といいすてたが、恵は文江のために村山を訪れ、金を借りた。しかしその夜村山は彼女を酔潰して処女を奪った。恵はそのまま村山と同棲するようになり、ヌウド写真のモデルになって悪夢のような生活をつづけたが、妊娠すると棄てられてしまった。絶望した恵は鉄道自殺をしようとしたが野田に救われて、故郷に帰っていった。一方光子は乱行がたたってついに夜の女にまで身を沈め、寄宿舎のもとの室に残ったのは文江一人であった。田舎で出産した恵は野田の暖い手に心に希望を見出しそうではあるが。

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