劇場公開日 1952年7月31日

「 のんべ安、グレ安、人斬り安、と自嘲的になる安兵衛。伯父からは身寄...」決戦高田の馬場 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 のんべ安、グレ安、人斬り安、と自嘲的になる安兵衛。伯父からは身寄...

2018年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 のんべ安、グレ安、人斬り安、と自嘲的になる安兵衛。伯父からは身寄りのない二人の関係が浮き彫りにされている。これじゃ伯父さんに感情移入してしまうなぁ。

 高田馬場の決闘前にもかなりの武勇伝。酔っ払っていても夜襲の輩を追っ払うことができる安兵衛であった。しかし、道端で寝込んでしまった安兵衛。伯父の菅野六郎左衛門(香川良介)が安兵衛の塒を訪ね、留守のため手紙を預けるシーンは泣けてくる。

 バンツマの殺陣も迫力あるのだけれど、アラカンの迫力には負けてるような気も・・・豪快さよりものんべぶりが凄かったりする。しかし、高田馬場での多大なエキストラ!敵の18人、見物人のスペクタクルはマキノ流なんだろうなぁ。

kossy