誰よりも君を愛す

劇場公開日:

解説

雑誌明星連載、連続放送劇の川内康範の原作を「白い粉の恐怖」の舟橋和郎と「銀座旋風児 目撃者は彼奴だ」の織田清司が共同で脚色、「夜は嘘つき」の田中重雄が監督したメロドラマ。撮影も「夜は嘘つき」の高橋通夫。

1960年製作/92分/日本
配給:大映
劇場公開日:1960年9月20日

ストーリー

テレビディレクター半沢明人は“お色気問答”の対談ゲストである女優が倒れてしまったため、かねて目をつけていたスチュワーデス森砂江子を強引に出演させ放送した。このことから、この番組のスポンサーの娘で前前から明人を慕っている美加子の反感を買った。砂江子の伯母かねは不動産業を営んでおり、進藤コンツェルンの会長の息子恭次郎が砂江子に惚れているのを知って、砂江子を恭次郎に紹介する約束で四千万円の融資を計った。恭次郎は砂江子との結婚を思って父の秘書のり子を捨てた。これを聞いたのり子は会社をやめて恭次郎の子供を堕ろし復讐を決意した。ある日、明人は美加子の招待でナイトクラブへ行った。恭次郎にからまれている砂江子を救った。二人はそこで将来を誓い合った。しかし恭次郎は砂江子に執拗に食いさがった。そして遂に暴力で砂江子を征服してしまった。それを知った明人は砂江子を激しく責めた。砂江子は恭次郎への復讐を胸に秘め、航空会社を辞めた。そして恭次郎の父の会社に就職して秘書となった。一方明人は恭次郎の策動によって北海道へとばされた。夜の空港でそっと見送っている砂江子の姿を明人は知らなかった。美加子は札幌に明人を追って行った。だが明人がいまだに砂江子を愛していることを知り、東京に帰って砂江子にそのことを告げた。砂江子は最後の対決を決意して恭次郎をナイトクラブに呼び出した。喜んでやって来た恭次郎はのり子に後ろから刺された。呆然とする砂江子に、安藤は過去を忘れて明人の胸の中に飛び込めと教えた。砂江子は北海道へ飛んで行った。明人が東京に呼び戻されるのもそう遠いことではなさそうだ。

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