闇法師

劇場公開日:

解説

江崎俊平の「闇法師変化」を、「黒潮秘聞 地獄の百万両」の鈴木兵吾と「流転(1956)」の岸生朗が共同で脚色し、「伴淳の駐在日記」の倉橋良介が監督した娯楽時代劇。撮影は「柳生旅日記 竜虎活殺剣」の服部幹夫が担当した。

1960年製作/91分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1960年7月6日

ストーリー

雨宮源之介は免罪で獄死した父三左衛門の仇を追って江戸へ出た。片岡彦三郎と名を変え仇を狙ううち、百万両の秘宝の所在を記した七色の騫を追っての暗躍にまきこまれた。黒衣の闇法師、老中井上河内守と腹心肥前屋甚兵衛、スリ上りのお葉らがその人物だ。一夜、河内守邸に忍びこんだ彦三郎は追われ、河内守の娘千鶴姫と争ううち、銃で射たれた。だが、骨つぎを業とする元与力の柳重之介に救われた。そして、三左衛門は豊家の宝百万両を資金に士農工商の階級制度を打破しようとして果さず、百万両を狙う肥前屋に密告され、河内守に毒殺を計られた上、殺されたという。彦三郎は肥前屋を襲って捕手に囲まれたが、河内守と対立の大岡越前守の手で逃れることができた。彦三郎は重之介邸に出入りするうち、重之介の妹お袖と愛し合うようになった。お葉がこれを嫉き、彦三郎と会いたいと思っている千鶴姫と図ってお袖を誘拐、肥前屋に軟禁した。お袖は、かつて肥前屋が手離した末の娘だった。お葉も、肥前屋の娘だった。彦三郎らは河内守邸へ入った。乱闘の末、河内守を斬った。続いて対立する彦三郎と肥前屋。肥前屋の手に拳銃が光った瞬間、闇法師の分銅が肥前屋の額を割った。最後の仇、闇法師に向かった彦三郎が闇法師の頭巾をとばした。意外、その下に現れた顔は重之介であった--。

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