俺の涙は甘くない

劇場公開日:

解説

「明日から大人だ」の星川清司の脚本を、同じく「明日から大人だ」の原田治夫が監督したもので、本郷功次郎がオートバイのテスト・ドライバーとして登場するアクションもの。撮影は「歌行燈」の渡辺公夫。

1960年製作/84分/日本
配給:大映
劇場公開日:1960年7月31日

ストーリー

夏のオートレース場--榊秀人と辺見竜次が激しく争っている。スタンドでは東畑工業技術部長奥田と娘杏子、モータージャーナル社の神崎がレースを注目していた。秀人と杏子は同じ大学の工業部三年、今日は学資稼ぎのアルバイト。彼の兄は有名なプロ選手だったが、レース中に死んだ。レースはゴール寸前で竜次が転倒、秀人の勝利に終わった。江東モータースの工場主江藤は奥田の昔の同僚で、一人娘瑞技とオートバイの新型製作に情熱を燃やしていた。秀人は実習に江藤の工場を選んだ。ある日、秀人は杏子とオートバイで湘南へ出かけた。そこで不良に因縁をつけられ、乱闘となった。が、偶然居合せた奥田と神崎が仲裁に入った。秀人はプロ選手の登録を取消した。奥田の入社斡旋も断った。メーカー対抗レースが近づいた。秀人が江藤の新車で出場するのを聞いた奥田は東畑工業のために秀人の買収を神崎に頼んだ。ある晩、秀人は外苑での賭博レースに出た。が、白バイに追われ、江藤が苦心して作った車を炎上してしまった。秀人は神崎から三十万円借金した。瑞枝はその金を受取らない。神崎は秀人に江藤の設計図と貸金を交換しようといった。秀人はきかない。過労で江藤が倒れた。瑞技は秀人の母を訪ね彼の助力を頼んだ。新車は見事に完成した。卑劣な神崎は江藤を囮に秀人をおびき出した。杏子は父と神崎の悪事を知った。瑞枝も秀人をあきらめるからと杏子に彼の居場所を尋ねた。二人の想いは同じだった。秀人は江藤の目の前で煉瓦で手をつぶされた。勝負の日が来た。負傷にもめげず秀人はハンドルをにぎりしめた。スタートの号砲が鳴った--。

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