青空街道
劇場公開日:1960年5月3日
解説
「赤城の子守唄」の松原佳成の脚本を、新人藤田潤一が監督した娯楽時代劇。撮影は「赤城の子守唄」の土屋俊忠。(二部作)
1960年製作/日本
配給:第二東映
劇場公開日:1960年5月3日
ストーリー
雲母竜之介は父母の墓参のため十五年ぶりに故郷小諸へ帰って来た。碓氷峠の山中で雲助に難渋する幼友達のお里を救った。お里は人情貸元千曲の久兵衛の一人娘である。千曲一家は、新興勢力八幡宿の丸子伝蔵一家のアコギな仕打ちに押されていた。乾分の五郎八がとんできた。仲間の寄合いの帰途、久兵衛が丸子一家に襲われたのだ。竜之介が久兵衛を救った。用心棒の兵馬は面目が丸つぶれだ。彼はもともとお里が目当てだった。もう一人、乾分の仙太郎もお里に惚れていた。竜之介は丸子一家に追われるスリのお千も助けた。ある晩、仙太郎が竜之介を襲った。兵馬も丸子一家へ寝返った。が、お千の機転で竜之介は助かった。仙太郎も心を改めた。丸子の伝蔵は、兵馬の他に浪人の大作を用心棒にやとった。二人はお里を捕え、竜之介を崖下に転落させた。お千が瀑布へ駈けつけたが、轟音が聞えるばかりだ。久兵衛を殺す絶好の時期と、丸子一家は殴りこみの準備をした。お千はなんとかお里を救い出そうと丸子一家に忍んだ。途端、死にもの狂いの千曲一家の殴りこみがあった。が、大作・兵馬に押えつけられた。そこへ現われたのが竜之介だ。大作を斬った。兵馬がお里を斬ろうとした瞬間、お千が身替りとなった。竜之介は兵馬、伝蔵を斬った。お里、仙太郎の見送りを受けながら、彼は故郷を再び後にした。
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スタッフ・キャスト
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