今夜の恋に生きるんだ

劇場公開日:

解説

若井基成の脚本を、「街に出た野獣」の山内亮一が監督した歌謡アクション・ドラマ。撮影は「影のない妖婦」の柿田勇。

1960年製作/48分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年4月6日

ストーリー

殺し屋の小山は、ボス田島の命令で麻薬中毒になった麻薬の運び人村野を殺した。田島は表むき化粧品商会の社長、キャバレー“五番街”の経営者だが、実は麻薬取引きを牛耳るボスだった。田島は村野の代りとして、“五番街”で働らく美子に目をつけた。何も知らぬ美子は喜んでひきうけた。田島の乾分で美子の恋人である牧は不吉な予感にとらわれた。一方、村野の死体から麻薬が発見され、捜査当局は色めきたった。担当の安達刑事ははこび人を洗い出した。ついに美子が村野のあとつぎをやっていることをつきとめたが、同時にそれは小山にも感づかれていた。夜の街角、小山は美子を狙った。が、突如疾走してきた車が妨害した。牧だ。彼は麻薬の秘密を知り、美子が狙われているのを知って駈けつけたのだ。牧と小山は断崖の上で対決した。牧の拳銃の方が一瞬すばやかった。小山は断崖から落ちた--。牧は美子を“五番街”の歌手で親友の藤川のもとにかくまった。その頃小山が全身傷だらけで田島の前に現われた。やがて、小山は美子のかくれ家をつきとめ、彼女をさらって倉庫に閉じこめた。牧は単身倉庫にのりこんだ。美子を救い出したが、弾を射ちつくし追いつめられた。その時、藤川を先頭に安達刑事らの一隊が駈けつけた。小山は射殺され、田島一味は逮捕された。

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