男の挑戦(1960)
劇場公開日:1960年3月15日
解説
田代淳二の脚本を「スピード狂時代 命を賭けて」の島津昇一が監督したアクション・ドラマ。撮影も同じく「スピード狂時代 命を賭けて」の星島一郎。
1960年製作/66分/日本
配給:第二東映
劇場公開日:1960年3月15日
あらすじ
クラブ・ゼロは、強力な麻薬団の根城だった。この一味に隆次という男がいた。社長大槻はこの男を見こんだが、兄貴分の舟木にとっては不愉快だった。大槻の情婦恵子は隆次に惹かれていた。シャンソン歌手、実は殺し屋スタンレー牧が羽田に着いた。この男をクラブ・ゼロに送りこむのは舟木の役目だったが、隆次は牧を案内した。隆次には兄がいた。今は墓石の下で眠っている。墓参した隆次は、そこで恵子の姿を見た。ある日、隆次は牧の弾くピアノのメロディに耳を澄ました。そのメロディは戦争で行方不明になったというひろみの兄が作った曲なのである。ひろみはアルバイトにキャバレーのピアノ弾きをしている女だ。牧はひろみの兄かもしれない。麻薬王竜洪全の命により、麻薬団は本拠に集ることになった。この席で、隆次は麻薬官リストによってその素性をあばかれた。彼の兄は麻薬捜査官の一員で竜の手により殺されたのだ。隆次は兄の仇を討つために麻薬団にもぐりこんだのだ。竜の拳銃が隆次に向けられた。この時、恵子が駈けより、大槻の弾に倒れた。恵子は隆次の兄の恋人だったのだ。警官隊がなだれこみ、一味はすべて逮捕された。ひろみとの新しい人生を約束する隆次の顔をみて、牧も笑って死んでいった。
スタッフ・キャスト
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松下隆次波多伸二
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大矢ひろみ一条由美
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大矢ひろみ少女時代小林和子
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スタンレー牧高英男
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長谷川刑事松本克平
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夏岡恵子梶すみ子
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竜洪全大村文武
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水谷課長須藤健
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米田取締官菅沼正
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木村取締官田口耕平
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久保取締官北川恵一
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大槻北龍二
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舟木清水一郎
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花村安藤三男
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遠藤飯島与志夫
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チョボ松大辻三郎
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野村加藤嘉
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リチャードハロルド・コンウェイ
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ストリッパー月城ゆり
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サリー(踊り子)谷本小夜子
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ドラマージョージ川口
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岡本(バンドマン)滝謙太郎
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平川(バンドマン)石森武雄
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太田(バンドマン)金子明雄
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ボーイ(実は刑事)大木史朗
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隆次の母不忍郷子
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婆や小峰千代子
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徳蔵打越正八
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千代堤真佐子
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健一板垣浩一
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運転手萩原正勝