殺し屋をバラせ

劇場公開日

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解説

藤原審爾の原作「殺しの手順」に基き「女賭博師奥ノ院開帳」の石松愛弘が脚本を執筆し、「眠狂四郎悪女狩り」の池広一夫が監督したアクションもの。撮影は「出獄四十八時間」の宮川一夫が担当した。

1969年製作/86分/日本
配給:大映

ストーリー

ある日、一人の男が高層ビルの屋上から墜落死した。また繁華街の交叉点でも一人の男が自動車にはねられ即死、そしてハイウェイでは高級車が暴走トラックのあおりをくって海中に没した。何の脈絡もないように突発する事故死。だが奇妙な類似点があった。死んだ男たちはいずれも著名な商事会社の経営者だったのだ。同じ立場にある商事会社の七人の経営者たらは、巧妙に仕組まれた殺人だと知って恐愕した。それは、悪名高い国際的な暗黒街の大物林の仕業と目されていた。七人は早速協議し、大沢の提案で阿久根に林の殺しを依頼した。阿久根は、日頃プラモデル屋をしていたが実は一匹狼の殺し屋だった。彼は神戸へ飛ぶと、林邸を綿密に調査した。だが、大邸宅には高圧電流が張りめぐらされ、猛犬とともに用心棒たちが日夜の警備をかためていた。阿久根は、スナックで知合った美野を誘い、五千万円のビジネスに情熱を燃した。二人は佐代も混じえてまず林邸の近くにある屋根裏を買取り秘策を練った。彼らは、雨雲のたれこめた日を選んでヘリコプターから林邸の屋根にボンベを落し大穴をあけた。佐代はその作業に並行して、神戸中の屋根屋にくまなく連絡、足止めをかけるのだった。計画は成功し、ただ一軒残ったなにわ屋に修理依頼の電話がかかった。阿久根と美野は林邸へ乗込みに成功したものの、彼らの行動を終始観察している二人の男がいた。それは、大沢から、林殺し終了後に阿久根を消すよう依頼された殺し屋だった。これを知った阿久根は、二人を消し、早速ワイヤーロープをつたって林邸に押入った。屈強な用心棒をなぎ倒した阿久根は、林の部屋に踏み込んで声を呑んだ。そこには林と彼の娘が監禁されていたのだ。殺しの標的は、林ではなく、林の名を語って悪の華を咲かせている大幹部の島津だった。阿久根は、大沢の卑劣なやり方に憤り、一億円の報酬を要求し、悪辣な島津への憎しみを深めた。その島津が、林とその娘との交換条件に三千万円を出すと申入れてきた。それを罠と承知で引受けた阿久根は取引先の六甲山中にヘリコプターで乗りつけ、悪漢島津らを一掃したのだった。

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