「いつの時代も同じ」稲妻(1967) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
いつの時代も同じ
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南方帰りの兄はパチンコ狂い。就職もなかなか決まらず、ぶらぶらしていた。清子には長女の夫からパン屋を営む35歳の男を紹介されるが、姉夫婦の意地汚さが見えたために縁談を進める気が全くない。光子の夫の死によって、その保険金までたかろうという魂胆だ。まぁ、ハッキリ口に出していたからまだマシなのだが・・・
妾による20万円という金の請求は困ったものだ。今でこそ民法の慣例によって分け前が認められるけど、当時はどうだったんだろ・・・
家族の意地汚さが鼻についたため家を出ることにした清子。隣家の兄妹もよさげな雰囲気だったけど、恋に発展するのかな~
光子は喫茶店を開き、パン屋が金をつぎこんだ。長女は夫を捨て、ドロドロ劇になるかと思いきや、清子と母親のわだかまりが消えたところでエンディング。話が中途半端に終わってはいるけど、なぜだか爽やか。間借りした部屋から見えた稲妻がすべてを解決してくれたのか・・・
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