ボスは俺の拳銃で

劇場公開日

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解説

新鋭山村英司がシナリオを執筆し、「男度胸で勝負する」の村山新治が監督したやくざもの。撮影はコンビの仲沢半次郎。

1966年製作/89分/日本
配給:東映

ストーリー

向田組は暴力追放の世論の手前、一応解散したものの、大平興業の看板を掲げて勢力を広げていた。向田の活躍を苦々しく思っているやくざの黒幕堂本は片腕の浦見を使い、新宿のやくざ多和田を動かそうとする。多和田はまず、向田組の幹部武井をさらった。そんな時に、殺人罪で服役していた五郎が向田組に帰ってきたのである。五郎はすぐさま多和田組の梶原を人質にとった。一触即発の両派の間に、しかし、向田組会長榎本が仲裁に入り、向田組を力で潰そうとする堂本の計画は失敗、堂本は多和田に向田を狙わせる。一方、五郎は事が一段落して新しく滝村、進という子分を得た。やくざの正体を知る五郎は二人に堅気になるよう勧めたが無駄で、逆に進は逃げた五郎の女明美を連れ戻し、五郎に追い出されてしまった。五郎はやくざの自分から逃げ出した明美の気持ちを知っていたのだ。その進をひろったのが武井で、彼はひそかに多和田と通じていた。先代会長の七年忌の法要の時、易々と梶原に向田を射たれたのもそのためである。組の再建を計る五郎は会長榎本を訪ねるが、堂本に脅迫された榎本は無力だった。榎本の言葉の裏に、堂本をも操る人物が政財界にいることを知った五郎は、結局、自分も操り人形にしか過ぎないことを悟った。しかし、五郎にとっては、もはやこの世界だけが生活の場だったのだ。五郎は、大井競馬場で、裏切り者武井を斬った。そして、勝利の園遊会を催している堂本たちの所へも斬り込んだ。五郎の刃の下に、堂本と多和田は倒れたが五郎もまた、用心棒中島の拳銃に射たれた。倒れ伏す五郎、しかしやくざの運命を総て覚悟の上でのこと、五郎の死顔には皮肉そうな笑いが浮んでいた。

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