我が青春

劇場公開日:

解説

松浦健郎が原作とシナリオを執筆「サラリーマンの勲章」の堀内真直が監督した歌謡ドラマ。撮影もコンビの加藤正幸。

1965年製作/87分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1965年4月28日

ストーリー

愛川輝夫は高校生だが、父の急死に会って兄を巡業先に追った。兄の丈次はドサ廻りの歌手であったが、輝夫が漸く兄の劇団を見つけた時、丈次は劇団内のイザコザから争いにまきこまれ警察に留置されていた。この話を興行師の娘ヨシ子から聞いた輝夫は、示談にして欲しいと興行師にかけあった。輝夫の若い情熱に打たれ二人の未来に賭けた興行師は、丈次を許した。夢の実現に東京へ出る決心をした二人は、途中、クリーニング店の一人娘吉村夏子に出会い、二人は東京で店員となった。この店のお得意に音楽評論家で作曲もする春田カオルがいた。なんとか歌手になりたいという丈次は、春先生の紹介で杉岡芸術プロに所属した。杉岡プロには江藤純一というスターがいたが、彼は歌手としての才能はなく、彼の母の実業家としての力が彼をスターにしていた。ある日純一に侮辱された丈次は彼を殴った。杉岡は丈次を連れて江藤家へ謝罪に行った。見苦しい芸能界の一端に触れて歌手を断念しようと迷う丈次を、杉岡はスターにして売り出すことを約束し励ました。一年後丈次は完全にスターダムにのしあがった。杉岡プロから独立し、輝夫がマネージャーとなって、華やかなスター生活が始まった。ある夜劇場に出演中の丈次は、純一に買われた愚連隊に襲われ負傷した。丈次の代わりに、輝夫がその夜舞台に立った。輝夫の舞台は大成功に終り、杉岡プロから新スターとしてデビューした。輝夫の歌はことごとくヒットし、輝夫は新人賞を獲得、映画界へも進出した。そんなある日、ヨシ子が訪ねて来た。かつて二人の未来に賭けて、兄のあやまちを許した興行師の娘だ。借金で困っている彼の話を聞いた輝夫は、初の地方興行ワンマンショウを小さな町の小屋で開いた。輝夫の華やかな恩返しであった。

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