「ドキュメンタリードラマ風」非行少年 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリードラマ風
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20歳未満の者を少年と言い、少年法により規制されている。少年犯罪も15歳を頂点としてローティーンによるものが最も多い。などという解説からはじまる・・・ヤクザと同じように跡目相続の儀式なんてのもあった。
悪ガキは堂々と授業を抜け出すが、教師は見て見ぬふり。中には不良であっても親身になって世話する先生もいるが、ほとんどの場合無視している。この時代の中学生は団塊の世代。人があふれ、現代よりもずっと競争が激しいのだ。中卒で就職する者も多いし、少年の自殺も年間2500人という時代。
柿田という先生だけが番長の河上に対して親身に接するが、やがて暴行事件で家裁送りとなってしまう。彼らの将来をも心配して頑張る教師であったのに、職員会議では指導方針を非難されたりする・・・この時代にしてはかなり受験競争の核心に迫ってもいた。ラストには2年生の番長が誕生したことを知って愕然・・・途中にインタビューなどを挿んでシュールな出来になっていた。自殺シーンにもビックリ。
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