べらんめえ芸者と丁稚社長

劇場公開日

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解説

お馴染べらんめえ芸者シリーズの七本目。「祇園の暗殺者」の笠原和夫のオリジナル・シナリオを、「三百六十五夜(1962)」の渡辺邦男が監督。撮影もコンビの渡辺孝。

1963年製作/88分/日本
配給:東映

ストーリー

男勝りの鉄火肌、売れっ子芸者の小春姐さんも元をただせば船場そだちのお嬢さん。父が事業に失敗、急逝してから左褄をとるようになった小春に母の千加は心から手を合わせている。小春には娘のように可愛がってくれる色気抜きでの旦那、朝日乳業の大倉社長がいる。ところが、朝日乳業の粉ミルクで幼児が中毒を起すという事件が持ち上った。会社の信用はがた落ち、大倉社長は窮地に追い込まれたが、小春や秘書の月島五郎に励まされ、名誉挽回にに売り出すペーストフッドのために万策をつくすことになった。大倉社長失脚を企む西村専務らのいやがらせもあったが、小春も五郎も、資金繰りに奔走した。この二人は犬猿の仲、心の中では憎からず思いながらいっかな仲直りの様子はない。出資をあおごうとしたアジア製菓の高野会長が千加と二十年来の知り合いであることが分った。まず千加攻略をと大倉社長が千加と対面した時、意外なことになった。少年時代の大倉社長は千加のところで丁稚として働いていて、その頃の千加に対する初恋を捨てきれず、今なお独身を通しているのだった。一方の千加は、大倉社長が夫を騙し没落させた帳本人と信じこんでいたから仇に巡り合ったも同然、会談は決裂してしまった。全くの絶体絶命、そんな中で朝日乳業では、株主総会が開かれた。西村一派は社長退陣を迫り総会屋の策動で社長への非難はごうごう。そこへおさらい会を抜けだしてかけつけた小春が、高野が朝日乳業の顧問に就任したことを発表した。その後から高野と千加が、千加は高野から大倉の濡れ衣を証言され、遂にがんこの穀を破ったのである。高野は西村専務の非をつき、五郎たちはまたたく間に一派を撃退した。おさらい会はたけなわ、あでやかに踊る小春に、五郎はサインを送った。……仲人は社長に頼んだ……。

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