若ざくら喧嘩纏

劇場公開日

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解説

「地獄の影法師」の野上龍雄のオリジナル・シナリオを、「唄祭り赤城山」の深田金之助が監督したアクション時代劇。撮影は「怪談三味線堀」の杉田正二。

1962年製作/83分/日本
配給:東映

ストーリー

まだ見ぬ瞼の父を永めて江戸の町に来たチンピラやくざの三次は、若い娘にからむ旗本定火消の無頼漢を叩きのめしたのが縁で、に組の頭長五郎の家に世話になった。長五郎の妹で勝気なお糸と事毎に言い争うが、何かお互いにひかれるのだった。組の連中が新入りの三次にヤキを入れようとしたが、パッと双肌脱いだ三次の背中から胸に見事な野狐の刺青が浮び上り反対にヤキを入れられる仕未だ。三次の根性に惚れた長五郎はに組の半纏を与え祝盃をあげるのだった。長五郎と相愛の芸者小梅に横恋慕する定火消役の河合は、輩下の赤不動に命じて長五郎の帰途を襲わせた。怒った三次らの乱斗をしずめたのは見廻り中の町奉行筒井伊賀守一行だった。逃げ出す三次の背中のイレズミをみた伊賀守は、なぜか顔色を変えた。その夜の火事場で、定火消との消し口争いから赤不動と張り合った太十は、焼死んでしまった。快哉を叫ぶ河合らの座敷に殴り込んだ三次は、捕えられて伊賀守の取調べを受けた。三次が、若い日に腰元に生ませたわが子だと知った伊賀守は、長五郎を呼んで秘かに世話を頼んだ。一方、伊賀守に悪業をあばかれた河合らは、伊賀守を偽手紙で呼び出し暗殺しようと企んだ。だが三次の知るところとなり、待伏せする河合たちの所へ逆に殴り込みをかけたので計略は御破算となった。しかし、やがて現われた伊賀守の態度は意外に冷たい。その時、激しい半鐘が聞えた。赤不動らによって火をつけられた秋田屋に定火消しが消し口を押えていた。太十に代って纏を振る決死の三次は、見事消し口を取った。赤不動は焼け死に河合らは捕えられた。すべてを知った伊賀守とも和解の対面が出来、引揚げるに組の先頭に立って意気揚々と纏を振る野狐三次の顔は日本晴れだ。

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