「中盤まではミステリー風の展開で伏線が張られる」その夜は忘れない ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
中盤まではミステリー風の展開で伏線が張られる
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題名さえ知らない映画でしたが、中々の名作でした。
原爆投下から17年を経た8月の広島が主な舞台。
若尾文子さんがBar(実質はスナック)を経営している美人マダムを演じています。
主人公は田宮二郎さんが演じる雑誌記者。その人物像は物語の主線にはほぼ無関係で、全編、狂言回しの役目でした。
中盤まではミステリー風の展開で伏線が張られつつ、田宮さんと若尾さんの甘い恋物語が平行。
終盤は一転して衝撃の告白、更に衝撃のエンディングへ。
観ていると、途中から展開は大体予想出来るとは思います。
しかし、若尾さんと田宮さんの美女美男が演じていると絵になるし、深い哀しみが心に染みてきます。
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