あした逢う人

劇場公開日:

解説

「江戸へ百七十里」の笠原良三と「B・G物語 易入門」の桜井康裕と村尾昭が共同で脚本を執筆、「仲よし音頭 日本一だよ」の井上芳夫が監督した歌謡ドラマ。撮影は「かっこいい若者たち」の秋野友宏。

1962年製作/88分/日本
配給:大映
劇場公開日:1962年9月16日

ストーリー

西原則子は夏休みを利用して、北海道から兄圭介のいる東京へきた。が、スリに全財産を取られ、しかも兄貴は留守だった。そこへボクシングのフットワーク練習と新聞配達のバイトをかねた藤川民夫がきたので、早速則子は食事をおごらせた。二人は同じ高校三年生なので意気投合した。則子の兄圭介は夢の超特急の研究員で、親代りに父の親友北海道観光の小河内社長に大学まで出してもらった。社長は娘泰子と夫婦にしようと思っていたが、圭介はその気になれなかった。民夫には母親代りの姉時江がいて、すし屋を経営する男まさりだった。民夫と則子は圭介と時江を結ぼうと相談した。則子は圭介にねだり箱根へドライブに出発、民夫の方は勉強のためと時江を箱根へ連れ出した。万事上手くいったが、些細な手違いからせっかく出逢った圭介と時江は見事喧嘩別れしてしまった。数日後、高校拳闘大会が開かれ民夫も出場した。則子はリングサイドで観戦し、民夫のおばあちゃんは自宅で、圭介は列車内で応援していた。民夫が優勝した。早速時江はジムの人達を店へ招きお祝いした。店の酔客がからんできたのを圭介が退散させ、その態度にすっかり時江は魅了された。翌日、圭介と時江が彼のアパートで夕食をしようと帰ってきた。が、そこへ泰子が尋ねてき、時江と火花を散らした。時江は怒って帰った。圭介と時江は相互に好意を持っているにもかかわらず喧嘩別れをした。困った民夫と則子は、小河内社長の後を追って北海道へ急行した。二人は社長に直接談判したが、相手にされなかった。その夜社長の計いでホテルの一室に泊った。二人の関係を不純なものと解したマネージャーは警察へ連絡し、警察から時江へ知らされた。驚いた時江は圭介をさそって北海道へ。そこで圭介は社長に会い一切を告白した。社長は喜んで承知した。

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