あすの花嫁のレビュー・感想・評価
全2件を表示
母の焼け木杭に火がついた時、娘は…
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読。
清純な魅力溢れる吉永小百合が、眩しいハイティーンの輝きを放つ。浜田光夫とのコンビの3作目だそうだが、すでに息ぴったりなお似合いのふたりで、観ていて安心感があった。
吉永小百合の母親役の奈良岡朋子が昔の恋人と再会し、どうやら焼け木杭に火がついたらしいとなって、吉永小百合の苦悩が始まる。大学生となり、大人への階段を登り始めたばかりの彼女(清らかな処女)にとって、母親もまたひとりの女であったと認識させられることの衝撃は察するに余りある。
そんな吉永小百合を励ます浜田光夫のいい人っぷりが爽やかで、とても気持ちが良い。オリーブ農家である彼は例え話に土の話を多用する。彼女の家庭をオリーブの育つ土壌に例え、土壌改革が良い実を育てると解く。なるほど説得力があり、それをすぐ受け売りで友人に話す吉永小百合がかわいかった。
77分の尺の中で母親の恋を知るのが残り20分と云うところだったため、その後の解決がなんともあっさりしていたので肩透かしだが、タイトルを回収する見事な結末だった。
吉永小百合と浜田光夫が、若くて、仲良くて、羨ましい
Ⅰ=あらすじ
1.小豆島と神戸を舞台にした映画
2.汐崎百合子(吉永小百合)と、佐伯宇太郎(浜田光夫)が、仲良くなる
3.そこに、百合子の学友:酒井十糸子(岩本多代)等が出て来る
4.百合子の母:フヨ(奈良岡朋子)と、大井川親光(宇野重吉)の恋話も
出て来るが、それはサイドストーリー
Ⅱ=印象深い場面
12分.百合子の入学先の短大にいる犬の名前がビンボー → 珍しい
14分.百合子が犬に吠えられたので、自分も四つん這いになり、
ワンワンと発声し犬に吠え返す → 笑った
41分.百合子、十糸子(トシコ)、宇太郎の3人で海水浴
百合子は、十糸子が宇太郎と仲良くするので嫉妬 → 一番印象深い
百合子は、①水着姿、 ②ゴーゴー踊り → 後述
53分.百合子は、雷が怖くて宇太郎に抱き付く → 宇太郎が羨ましい
66分.百合子は、宇太郎の言葉の1つ1つに反抗 → この会話、聞いてて楽しい
74分.百合子は、自分と宇太郎用に夫婦茶碗を買う → 宇太郎が喜ぶ
76分.百合子、宇太郎=神戸から小豆島行の船に乗船、
吉永小百合のBGM → 映像と合うので、聴いてて気分良い
Ⅲ=感想等
1.吉永小百合(1945.3生)が15~22歳の時、浜田光夫と仲良くする映画は、
どれを観ても楽しくて良い → 今回のは、特に秀逸
2.吉永小百合と浜田光夫との会話は、何ヶ所もあるが、聞いてて楽しい
→ 浜田光夫が羨ましい
3.小生、今までに吉永小百合の映画は、約60本観た
半裸体なら、「伊豆の踊子」や「霧の子午線」等で観たことあるが、
吉永小百合の、水着姿は、この映画で初めて観た
→ 相当珍しい映像
4.映画の中に、歌が3回出て来るが、それも聴いてて気分良かった
5.小豆島と神戸は、遠いと思ってたが、案外近い感じ
用事がある人は、船で簡単に往復している感じ
6.ハッピーエンドで良かった
全2件を表示