警視庁物語 十九号埋立地

劇場公開日

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解説

長谷川公之原作、東京放送テレビ劇「岐路」から長谷川公之自身が映画用に脚色、「警察庁物語 謎の赤電話」についで島津昇一が監督、撮影もコンビの佐藤三郎。

1962年製作/66分/日本
配給:東映

ストーリー

埋立地の建設現場。フォーク・リフトがすくい上げた土の中から、一本の手が珠数をかけたままだらりと宙に下がっていた。検死の結果、絞殺後一カ月、年齢は四十歳前後、身長一メートル七〇、特徴として歯ならびの悪いことが判った。犯人捜査の手がかりは珠数しかない。林、北川の両刑事が珠数の線を引き受け、長田、渡辺の両刑事が工事現場の聞き込みに当った。仏具店で調べると最低の品物で、日々教という新興宗教のものらしいという。二人は日々教本部に行き、現場付近に住む信者二十八名の住所氏名を写しとった。折も折、人相写真を見た浅草署管内の交番から電話があった。七カ月ほど前、写真とよく似た酒乱の男を保護したが、六区辺りの露天商人らしいという。金子刑事の調べによると、輪投げの店を出していた武井の為七がそれらしい。葛飾区内の為七の下宿のおかみさんは、為七の妻初子は酒乱の夫に愛想をつかし、森中という男と世帯を持ったと、林刑事に告げた。その森中はおでん屋で、初子とは結婚の口約束までしていたのを、為七が力づくで奪ってしまったのだ。裁判所の離婚手続をとってやった向島署の生活相談係の話でそれが判った。かくて、初子が警視庁に呼ばれ、ついで森中も連行された。森中は犯行を自白した。しかし、それは愛する初子をかばってのことたった。ある晩、森中の留守中、為七が押しかけてきた。初子はこの男がいる限り自分たちは幸福になれないと思い、酔いつぶれている為七を絞殺したのである。初子が妊娠していると知って森中はやさしくいった。「待っているからね。体に気をつけて……」。

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