「優しさの溢れる映画」ひとつのいのち hisaoさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさの溢れる映画
主演が、高橋英樹、和泉雅子とあってオールドファンには懐かしかった。
物語は、小児まひの娘と息子が、車にあたり示談金を取る当たり屋をしていたが、小児麻痺の娘がそんな生活から逃れるため、高橋英樹の車に飛び込に負傷するのだ。病院では、記憶喪失を装い、家族の面会も他人を取るが、よき理解者であった弟を肺炎で失い、また、親切にしてくれる高橋英樹に対して、悪徳保険屋と組んで法外な示談金を請求したことなど、生きることに希望を失った小児まひの娘は、鉄道自殺を試みるが、間一髪、高橋英樹に救われるのだ。貧富の差があった時代の、それぞれの家族愛が爽やかだった。
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