お姫さまと髭大名

劇場公開日

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解説

「暴れん坊一代」のコンビ、結束信二と高橋稔が共同で脚本を執筆。「権九郎旅日記(1961)」の工藤栄一が監督した時代喜劇。撮影は「赤い影法師」の吉田貞次。

1962年製作/88分/日本
配給:東映

ストーリー

江戸八百八丁を将軍家御落胤松平千代丸を血眼で探しているのは、お守役東野内膳だ。将軍のお声掛りで、千代丸の養子縁組み先が赤石志摩守に決ったのである。武士を嫌って屋敷を飛び出し、遊び人熊太郎に姿を変えて快適な毎日を送っていた千代丸を、やっとのことで捕えた内膳はなだめすかして婿入り行列の駕篭に押し込んだ。赤石家では長女雪姫と次女桜姫が押しかけ養子はいやだと、家出してしまった。城代家老の西野甚次郎兵衛が大慌ての真最中、松平家から東野内膳がやってきた。内膳は千代丸君が腹痛のため、御対面を三日ほど延期して貰いたいという。実は千代丸が姿を消してしまったのだ。甚次郎兵衛も、姫君が頭痛でとごまかした。内膳の悄気かたは、隙あらばと行列のあとをつけてきたむささび小僧千吉も思わずホロリとするほどだった。一方、赤石家では腹黒い次席家老黒沼刑部と志摩守の側室西の丸の方は、二人の姫を暗殺して、自分たちの間に生まれた蘭姫を千代丸に押しつけ、主家横領をたくらんでいた。こうした騒ぎをよそに、町娘になりすました雪姫と桜姫は当てもなく城下をさまよううち、ゴロツキにかこまれたが、二人の危難を救ったのは千代丸の熊太郎だった。桜姫は千代丸の見事な剣さばきに、胸をときめかせた。夜の城下町を獲物を探し歩く千吉はふとしたことから黒沼一味の陰謀を知り、千代丸に告げた。雪姫に心惹かれた千代丸は一肌ぬぐことになった。かくて、江戸表御公儀の使者松平大和守に化けた千代丸は、赤石家に乗り込んだ。縁組を滞らせている志摩守は最早これまでと観念するが、意外にも千代丸が指摘したのは、黒沼一味の悪事であった。斬りつける黒沼一味を取り押えた千代丸は、長屋に戻って雪姫と桜姫を敵の手から救い、「私が千代丸です」と名乗りをあげた。そこへ本物の松平大和守が、千代丸の縁組み先の変更を報らせにきた。すでに相愛の千代丸と雪姫は愕然となるが、その縁組み先には姫がいないと知って、二人はホッとした。

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