壁の中の美女

劇場公開日

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解説

水島善弥のオリジナルシナリオを「首なし島の花嫁」の大西秀明が監督した推理時代劇。撮影はコンビの鈴木重平。

1962年製作/55分/日本
配給:東映

ストーリー

顔のアザを植皮術で治した竜造寺右京はお菊をめとったが初夜の晩、お菊は右京のはれ上った顔を見て驚愕の余り夫を短刀で刺し殺す。一方、右京に植皮術を施した道庵は、手術の犠牲になった美也を土蔵の壁に塗りこめたが美也の兄新助に刺殺される。右京の一周忌法要を営む竜造寺家に、右京と名乗る端正な男が入ってきた。お菊と下女の玉乃は「右京じゃない」と言い張ったが、仲人の浄海や召使は「旦那様だ」と答える。取り乱したお菊は、玉乃の指金でこの男を殺す決心をする。男は竜造寺家の財産目録を調べるが金山台帖が見当らず、玉乃の部屋から血のついた短刀を見つける。お菊は男が来てから毎晩悪夢にうなされ、やつれてしまう。ある日散策に出た男をお菊は玉乃から手渡された短銃でねらう。が、逆にお菊を襲った男は金山台帖の在所を問いただした。その時、草むらから「この男は右京じゃない」と飛び出したのは新助。家に戻ったお菊は文庫から金山台帖を見つけ出し、男に一刻も早く立ち退いてもらおうと台帖を差し出し、それと一緒に毒酒を飲ませようとした。が、男は毒酒だとあらかじめ知っており、夫婦固めの盃だと逆にお菊に飲ませようとした。そこへ右京の伯父将監が新助に連れられて入ってきた。その将監は、怒る新助を尻目に、男を右京だと証言した。男は錆びた刀をお菊と玉乃の眼前に突き出した。「右京を殺したのはお前か」--男の声にお菊、玉乃、新助が逃げ出した時、突然土蔵に雷が落ち、美也の手がのぞいた。お菊と玉乃は金山の水車小屋に転がり込んだ。玉乃はそこにある砂金を一心に袋に詰めこんだ。砂金の山からはミイラになった右京が……。玉乃は竜造寺家の財宝欲しさに、侍女になり右京にとり入ったのだったが、お菊の出現で野望をくじかれ右京を殺し、お菊をも亡きものにしようと計ったのだった。お菊危し!このとき男が現われた。彼は長崎奉行筆頭与力竜造寺誠之助と名乗った。誠之助は右京と従兄弟同士で右京殺しの真犯人を探りにきていたのだった。

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