首なし島の花嫁

劇場公開日

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解説

片岡昭義の脚本を「吸血怪人屋敷」の大西秀明が、監督したスリラー異色時代劇。「吸血怪人屋敷」のコンビ鈴木重平が、撮影を担当している。

1961年製作/55分/日本
配給:東映

ストーリー

一年前、惨殺された海賊「海蛇」の頭領碇屋十兵衛から謎の呼出状を受取った子分達は首無し島へと集った。十兵衛の忘れ形見お加代の所にも、父娘の再会を願う手紙が届きお加代は遊び人弥太を従えて首無し島に出向いた。お加代と弥太は一癖ありそうな杏庵、銀兵衛、お島、勘八、文蔵、おこま婆と無気味な笑を浮べる望月平馬に迎えられた。この七人は海蛇の子分で、幕府の御用船から十万両の金塊を奪い、この金塊を一人占めにしようと企むものばかりであった。薄暗くなった館に、子分達とお加代、弥太は無気味な和賛の声を耳にした。お加代は恐怖に気を失い、介抱する弥太はお加代の手にする異様なお守りに目を止めた。弥太がお加代を二階の空室に運んでもとの部屋に戻ってみると、勘八、文蔵、銀兵衛、おこま婆が屍体となって倒れ、傍には福禄寿、恵比須、大黒天、毘沙門の土人形が転がっていた。一方、館外に出たお島は十兵衛の仮面をつけた男に襲われ断崖につき落された。一方、お加代の体から落ちたお守りを見つけた杏庵は、描かれている武者人形から館の地下室にも同じ武者人形があったことを思いだした。武者人形の横の鎖を引くと眼前の壁が開き、金塊が燦然と輝いていた。そこへ音もなく現れた平馬は杏庵を切り倒した。だが、杏庵の放った弾丸に、平馬も倒れた。その時、弥太が捕方を連れて飛びこんで来た。弥太とは仮の名で、南町奉行同心伊吹弥太郎だったのである。平馬はお加代を自分の側によび、「俺はお前の兄で、俺達の親、海蛇を殺した子分を始末し、金塊を幕府に返上するつもりだった」と云って息を引きとっていった。泣きすがるお加代を暖かい目で見守っているのは伊吹弥太郎であった。

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