東京パトロール 粋な二人のお巡りさん

劇場公開日

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解説

長興裕之の原案を「暴力五人娘」の葉山浩三が脚本化、「地獄に真紅な花が咲く」の佐伯清が監督した警官ものユーモア篇。撮影は「次郎長社長と石松社員」の田中義信。

1961年製作/53分/日本
配給:ニュー東映

ストーリー

若い瀬川巡査とベテラン小野田巡査を乗せたパトカー警視三五一号が街を行く。新任間もない仕事熱心な瀬川の取り締りはなかなか厳しく立小便をやっていた通称韋駄天の政ほどの男も、ほうほうの態で逃げ出す有様。そこへ殺人事件発生。夫が殺されたと泣き叫ぶ女の案内でやってきた部屋は、多量の血が飛び散っているのに被害者たる夫の死体がない。この奇妙な事件を捜査一課の手にゆだねて再び街に出た警視三五一号は、こんどは酔漢を保護する。この男の話を聞いて驚いた。さっき殺されたはずの男なのだ。夫婦喧嘩のあげく打った芝居であの血はスッポンの血だという。とんだ殺人事件だと、そいつを保護所にブチ込んで、翌朝、様子を見に行くと、その男の傍らに韋駄天の政がいる。酒癖の悪い政はこの保護院の常連なのだ。政を引き取りにきた妹の栄子が一途に兄を気づかう姿に、若い瀬川は感動した。瀬川の恋人道子は、このところ大そうご機嫌斜めだ。せっかくデートしても、このフィアンセは新聞の求人欄から眼を離さない。韋駄天の政を何とか更生させようと夢中なのだ。ところがこうしてせっかく倉庫係の職を世話してやったのに、政は品物を持ち出してドロン。栄子の言葉から瀬川は競馬場で政を見つけたが、スッテンテンになった政は、逆に食ってかかる始末。もう一度だけと瀬川は道子の勤める会社に政を紹介してやり、さすがの政も更生を誓うが、昔のヤクザ仲間に倉庫破りの手引きをさせられてしまう。重なる兄の罪に、栄子は兄を諌める遺書を残して自殺を図った。幸い生命はとりとめ、その遺書を手にこんこんと訓す瀬川の言葉に、政も男泣きに泣いた。今日も街を走る警視三五一号車。本庁からのマイクが、小野田巡査に女児の出産を優しく告げていた。

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