「田宮二郎さんがずる賢く立ち回る様子が悪魔のよう」女の勲章 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
田宮二郎さんがずる賢く立ち回る様子が悪魔のよう
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非常に面白かったです。名作ですね。
デザイナーの京まち子さん、その3人の高弟である若尾文子さん、叶順子さん、中村玉緒さんの4人の伸長と破滅の物語。
各々のキャラがはっきりとしていて、分かりやすい話の展開です。
特に若尾さんは、心の底まで薄汚れたダークな役でとても良い。
田宮二郎さんが、女四人を手玉にとってずる賢く立ち回る様子が、悪魔のようでありながら小気味良く思えます。
結末は悲劇ですけれど、お話しの進展は、そこに猛スピードで突っ込んでいく必然的な予兆に満ちているように感じました。
原作者の山崎豊子さんは、この映画にどんな感想を抱いたのかを知りたいと思いました。
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