ネオンの海の暴れん坊
劇場公開日:1961年5月11日
解説
「銀座野郎」の第二部で、スタッフは前作と全く同じ。
1961年製作/50分/日本
配給:東映
劇場公開日:1961年5月11日
ストーリー
流しのコンビ、哲と六がねぐらへ帰ろうとして街角へ来たとき不意に一人の男から手帳を渡された。そして男は急停車した自動車から降りた二、三人の男に殺された。男は手帳を青山の溝口正三郎に渡してくれと哲に頼み息を引き取った。翌朝の新聞には、殺された男は建設会社経理課長の田宮で白雲川ダム工事汚職事件のカギをにぎる人物で指名手配中の男と出ていた。例の手帳は汚職に関する重要事項が書かれてあるらしい。哲に手帳を渡せという怪電話がかかってき、街に出ると径自動車にひき殺されそうになる。哲は溝ロの家を突き止めた。それは検事だったが当の溝口は不在、お嬢さんの美智子に渡した。手帳が検事宅に渡ったと知った手帳を狙う一味は俄然色めき立った。ナイトクラブ“黒馬車”の支配人大神は建設会社に頼まれ、自首したがっていた田宮を殺して手帳を奪い、報酬として一千万円もらうつもりだったのだ。大神は溝口検事の息子圭一を誘拐した。そして殺し屋の源に哲をも殺すよう命じた。そのころ、東京タワーでは美智子と大神が、手帳と圭一を交換しようと取引きしていた。それを知った哲は東京タワーに駆けつけ、停っていた大神の車のトランクに隠れた。大神は手帳を奪い、美智子も自動車にのせ“黒馬車”の一室に監禁してしまった。哲はトランクから抜け出して中へ忍び込むが源に見つかり床に倒される。一方、六はチー子、カー子、トン子が大神を怪しいとにらんで報せてきたので“黒馬車”に忍び込み、哲、美智子、圭一を救い出した。が、気がついた大神一味は哲たちを襲った。警官隊がかけつけた。居合せた建設会社の社長、汚職の張本人中蔵は捕えられ、汚職事件は溝口検事の手で解決した。