うっちゃり姫君

劇場公開日

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解説

「潮来笠」の西村八郎の脚本を、「小次郎燕返し」の田坂勝彦が監督した明朗時代劇。「寄切り若様」の竹村康和が撮影した。

1961年製作/72分/日本
配給:大映

ストーリー

御三家の一つ尾州藩の百合姫はとんでもないはねっかえりで家臣を困らせていた。その百合姫に今評判のよくない老中田沼意次の息・意知との縁組が知らされる。百合姫は憤然として断わろうとするが、いったん考えなおした末、直接自分の眼で意次親子の悪業をたしかめようと、江戸に出ることにした。その夜姫は彼女の安息所天守閣の屋根に登り町を眺めていた。そこへ柿の木金助という泥棒が現れて金の鱗をはぎとろうとした。だが姫の機知は金助をへこませて彼を追っぱらってしまった。その翌朝、姫は置き手紙を残して町娘姿で東海道に飛び出した。東海道の道中で姫は再び柿の木金助に会った。金助はスリのお蓮をケシかけて前夜の恨みをはらそうとするが、またも姫にやられてしまい、三人は何となく道中を一緒にすることになった。道中の珍談はいろいろと続く。腹をへらした浪人仙十郎との出会い、賭場での大勝利、関取栃若の相撲甚句に聞きほれたり。そして偶然出会った京都の公卿の娘、淑姫が田沼の金力の犠牲となり意知に輿入れしようとしていることを知る。同時に二人の女を物にしようとしている意知に、百合姫は思い知らせねばと決心するのだった。江戸に入った百合姫は、今は味方となった金助やお蓮の助けを得て、淑姫になりすまし、まんまと意知から「百合姫は家門のためにめとるだけ」という一札をせしめたのだった。その時百合姫と名乗る淑姫が現れ意知は大あわて。両方の姫を屋敷に閉じ込めてしまうが、意知が殺し屋としてやとっていた東海道の腹ペコ浪人仙十郎、実は幕府の目附役が二人を救ってくれた。そして翌日の将軍の観桜会で、意知の悪事の数々は、目附役仙十郎の調書や百合姫の取った逃れられぬ一札の下に見事あばかれたのだった。

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