底抜け三平 危険大歓迎
劇場公開日:1961年5月3日
解説
三平シリーズの第一作で、池上金男の脚本を、久方ぶりに西村元男が監督した、スリラー・コメディ。撮影担当は小笠原武夫。
1961年製作/81分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1961年5月3日
ストーリー
宮本三平は底抜けに善良でそそっかしい、植木気狂いという変った趣味を持っているカメラマン。或る日火事場へ取材に行った三平は、取材もそっちのけで植木を採集して来た。たび重なる失敗に彼はとうとう社をクビになる。呑気な彼は自若として、M過剰の女社長亀山カネ子女史のサンライト社の、写真部長兼厚生課長兼小使として職がえした。一方三平に麻薬を隠していた植木鉢を持って行かれた密売団はあわてた。そんなことは露知らぬ三平が悠然としているので、必要以上に彼を警戒、しきりに謎をかけるが彼には一向に通じない。ところが三平が麻薬事件にまき込まれているのを知り一味を一網打尽にしようと決心などしたので、事態はこんがらがって来た。セクシーなレジャー朱実を使ってのお色気戦術、ダンプのジョー以下の殺し屋を使ってのおどし戦術。三平と助手格の早苗は何度かピンチに陥ったが、三平のとっぴょうしもない行動により見事にそれを切抜けた。だが遂に三平と早苗は敵の手に捕われた。カポネの使ったというマシンが二人に向けられた。危機一髪。だが弾は出ず三平と大格闘になるうち、警官隊の協力で一味は一網打尽にされた。晴れて早苗と結婚出来るつもりの三平に、横から彼女をさらっていったのは、警官隊の美男子浦和警部だった。呆然と口を開けている三平にはカネ子女史の叱声が飛んで来るのだった。
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