若い仲間

劇場公開日:

解説

『明星』に連載された源氏鶏太の原作を、長谷川公之・島耕二が脚色し、「顔(1960)」の島耕二が監督した青春明朗編。撮影は「恋にいのちを」の小原譲治。

1961年製作/81分/日本
配給:大映
劇場公開日:1961年3月1日

ストーリー

室井双葉は丸の内銀行に勤めるB・Gだ。ご多聞にもれず毎日目を光らせてマンハントに余念がなかった。新入社員荒井喜一が実は財閥の御曹子と分った。双葉は同僚の関山公子と淑女協定を結んで、フェアーに荒井のハートを射とめようと求婚作戦を展開した。ある朝、ラッシュの地下鉄で降りようとするところを一人の青年に突きのけられ、母の遺品であるブローチを失くしてしまった。その青年は葉山雄吉といい、建築技師だった。社長の令嬢と結婚話もある恵まれた青年である。だが、ドライな自称女流写真家のみさお、高慢な医者の卵英子、純情な寿司屋の娘お志乃の三人が、雄吉を狙っていた。彼女らの体当り作戦にノイローゼ気味となった雄吉は、三人を一堂に集め、すでに結婚する相手のあることを発表しようとした。指定のレストラン、たまたま隣の席に双葉が荒井を誘い出していた。雄吉が三人の女にひっぱられたり、ひっかかれたりしているのに驚いた。再会した双葉と雄吉は同様に一流の結婚を夢みているのを知っておたがいの理想の実現に協力し合おうと約束した。雄吉と双葉は共謀し、にわか婚約者になりすまして、ある時は狂言自殺、ある時は妊娠とみせかけて、三人の女たちを撃退した。また雄吉は三枚目を買って出、荒井の目前で双葉にプロポーズし、荒井をあわてさせて双葉に求婚させた。二人の目的はおたがいの協力で成功した。だが、二人とも感激が湧いてこなかった。いつのまにか、雄吉には双葉の、双葉には雄吉の存在が忘れられなくなっていたのだ。雄吉は大阪支店へ転勤に決まった。列車の中には双葉が待っていた。

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