第三捜査命令

劇場公開日

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解説

樫原一郎の『新刑事物語』を、「鳴門秘帖(1961)」の高岩肇が監督したアクション・ドラマ。「旗本愚連隊」の片岡清が撮影した。

1961年製作/78分/日本
配給:松竹

ストーリー

神戸の第三突堤に男の水死体が浮び上った。死体解剖の結果、麻薬によるショック死と判明、名は影浦伸夫、自動車のセールスマンと判った。そして目撃者もあった。川津玲子というBGで、影浦が愚連隊風の男二人に車へのせられていったのを見ており、その二人の男の顔をみれば指摘できるといった。数日を経ても捜査本部は何もつかめなかった。その上、ひんぴんと起る盗難車が神戸で解体され新しく組み立てられているとみた、大阪府警の依頼で自動車窃盗団の捜査まで引き受けねばならなかった。そんな時、ハジキを得意とする荒業の鉄という風来坊が横浜から神戸に姿を現わした。地元の顔役である竜神組の親分丹康平の財布を拾った鉄は、単身、丹を訪ねた。鉄の突胸と気ッぷに惚れこんだ丹は一人娘春美の運転手として雇った。春美はだんだん鉄にひかれていった。こうした時、玲子の死体が第三突堤に上った。玲子は、以前目撃した愚連隊風の男、竜神組の殺し屋太閤安と三馬力の姿をみかけ警察へ知らせようとして殺されたのだ。竜神組には丹の上に黒幕があり、バー「モナコ」を連絡場所に麻薬の取引をやっていた。そして鉄を兄貴と慕う伝法の松は、麻薬中毒で危いところを鉄の計らいで命拾いをし、恋人光枝と故郷へ帰ろうと決心していた。そんなところへ、親分の身代りで刑務所に入っていた弟分の河村が戻ってきたが、丹の非情な仕打ちを怒ったため殺されてしまった。警察の輪がだんだんしまってくるのを知った竜神組は、黒幕の命令で、香港のボス王洪全及び京阪神地区の主な麻薬業者を集めて最後の取引きを決行することになった。鉄を慕う春美は、鉄の身の廻りを世話しているうちに、彼が本庁の部長刑事であることを知った。肉親の愛情から春美は、そのことを父に告げた。太閤安と三馬力の二人に射殺されようとした瞬間、伝法の松が飛びこんで来た。鉄の拳銃は二人を倒した、伝法の松は今夜の取引きが渋川自動車工場で開かれると教えた。鉄は神戸警察の蛎殻警部補に連絡した。一味は全部捕まった。黒幕は八田だった。

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