百万人の大合唱のレビュー・感想・評価
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吉田拓郎と山本直純
いきなり吉田拓郎の登場。「今日までそして明日から」を歌う。この頃はまだギャラも高くなかったのかもしれないし、知名度もイマイチだったのか??
山本直純の指揮を見て感動した新田は次の音楽会を山本に頼むことにしたのだ。ストーリーの最初から絡んでくる、音楽好きのチンピラ太田圭介(峰岸徹)がかなりの中心になっている。学生からカツアゲで楽器を奪ったり、新田に暴行を加えたりしたが、それでも新田は彼の素直な心を信じ、音楽会に参加させようとしていた。渡部(酒井)も説得しようとしていたが、暴力を加えられそうになり、助けを呼んだ。多くの市民が助けてくれるのだが、加熱しすぎて、逃げようとした太田は転落死してしまう。
“東北のシカゴ”とまで言われたほど暴力団の抗争が絶えなかった恐怖の町、郡山。それが実際“東北のウィーン”とまで言われるほどになっていく過程を描いた映画で、実話を元にしたストーリーだ。
最後には大成功を収める市民音楽会。暴力団がやってきても大きな手拍子で追い払ってしまう。それでも、音楽会間近に殺されてしまった町村邦子がうかばれるわけではない・・・というか、余計なエピソードのせいで、どうも盛り上がりに欠けてしまう。
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