女房を早死させる方法

劇場公開日:

解説

「週刊朝日」に掲載された石垣純二の『女房を早死させる十ヵ条』と『亭主を早死にさせる十ヵ条』の映画化。日常生活における夫婦の機微、互いに見失いつつあるいたわり、人間の潜在意識の中の悪魔性を、コミカルに描く。脚本は「凄い奴ら」の白坂依志夫。監督は「奇妙な仲間 おいろけ道中」の児玉進。撮影は「喜劇 ソレが男の生きる道」の山田一夫がそれぞれ担当。

1974年製作/86分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1974年6月1日

ストーリー

工藤俊一と弓子は、あと僅かで結婚七年目を迎える。俊一は建築デザイナー、弓子は昔ファッション・モデルだったが、そろそろ夫婦の間も鼻につきだした今日この頃である。しかも、恩師の石松博士が弓子より年下の女性と結婚したとあって俊一は大ショック。そんな時、俊一はドライブ・イン“ルート70”の娘洋子を知り、七年目の浮気の虫が頭を持ち上げた。俊一の同僚で世界を股にかけて歩く売っ子建築家横山は、そんな俊一を見て、冷笑した。そして、プレイボーイで独身主義を自称する横山は、自由だからこそ洋子ともラブできると悪魔のように囁き、俊一に女房をジワジワ殺す完全犯罪のあの手この手を伝授する。一方、弓子はモデル時代の友人、マキ、ナナ、京子と再会した。マキはつい先日、二十歳も年上の夫と死別したばかりだが、その表情は意外と明るい。遺産を狙った?マキはあるいは巧妙な手段で亭主を殺したのかもしれない。もし、マキが毎晩セックスを要求すれば心臓が弱かった亭主への効果はテキメンだ。ナナと京子は、弓子との再会を悪魔のように微笑んだ。現役時代も一番もて、結婚しても幸福そうにみえる弓子に、二人は嫉妬し家庭生活を破壊しようと企んだのだ。二人は、弓子に亭主を消す方法を教授するとともに、プレイボーイ木原道夫を近づけた。しかし、人にいいふくめられた殺意も、時間がたつに従い自然にうすれていった。そして、いつしかまたもとの平和な夫婦生活が始まった。

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